手ぶらで観光地、愛車でツーリング カダブラが熊本で新サービス
カダブラ(東京都中央区、佐藤譲社長)は、手ぶらで観光地に来て自分のバイクでツーリングできるサービスを熊本県で7月に始める。熊本空港(熊本県益城町)を利用する。主に首都圏など遠隔地から来るバイク愛好家が対象。車体をはじめ手荷物や土産も宅配便で送るシステムを構築する。
肥後おおづ観光協会(熊本県大津町)やエアポートホテル熊本(同)と連携する。同ホテル敷地にバイクが1台ずつ格納できるガレージ4、5台分を設置。ホテルと契約した警備会社が24時間体制で監視する。熊本空港とホテル間はホテルが送迎する。荷物は自宅から宅配便でホテルに届ける。
サービスは利用回数を問わず年間契約。月々の契約料金は、盗難保険込みで試験的に2万5000ー3万円とする。システム構築などへの投資額は初年度1000万円を見込む。
2023年以降、同ホテルのガレージ数は約40台に増やす計画。また、周辺の道の駅などとも連携し、荷物や土産物などを自宅に送る仕組みも構築予定。
佐藤社長は「熊本空港の隣接地にも同様のガレージを数百台分設置する計画。熊本・阿蘇エリアの観光とオートバイの聖地化に貢献したい」としている。(熊本)